整備士の休日事情とは。土日休みは?残業は?働き方を徹底解説! | 株式会社ダウイン

整備士の休日事情とは。土日休みは?残業は?働き方を徹底解説!

2022/04/18

自動車整備士を目指して就職や転職を考えている方にとって、休日は気になるポイントのひとつですよね。
「自動車整備士は休日が少ないって聞いたけど本当?」「土日休みは取れないの?」そのような疑問を持たれている方も少なくないのではないでしょうか?
本記事では、整備士の働き方や休日事情、残業時間などについて詳しく解説します。
 

目次





一般的な自動車整備士の働き方

まずは一般的な自動車整備士の働き方についてご紹介します。
 

勤務時間

自動車整備士の主な勤務先はカーディーラーまたは整備工場や町工場などです。
職場によって勤務時間は様々ですが、ディーラーであれば、10時に営業を開始する店舗が多く、就業時間は【9:30~18:00頃】
整備工場や町工場の場合は、【9:00~17:00頃】が一般的です。

また、近年では夜間まで営業しているディーラーやガソリンスタンド、事故や急な故障にも対応できるよう24時間体制で整備士が勤務している整備工場なども増えてきています。
そうした職場では、交替勤務のシフト制を採用していることが多く、早朝や夜間勤務が発生するケースもあるようです。
 

一日の流れ

ここでは一般的な自動車整備士の一日を見ていきましょう。

09:00 出社後、作業着に着替えて作業準備
09:30 朝礼・掃除・その日の作業や手順の確認
10:00 店舗の営業開始。整備や点検、部品の取り付けなど、担当業務に取り掛かる
12:00 休憩
13:00 指示書を確認しながら作業再開
    お客様対応・作業内容の報告・上司による作業チェックなど
17:30 作業終了。工場内の片付け・鍵閉め・報告作成・翌日の作業確認など
18:00 着替えて退社

ディーラー、整備工場問わず、実働は8時間が基本。
車検が増える時期や事故が多発しやすい冬場には整備作業が増え、残業になることもあるようです。



自動車整備士は土日休みあり?なし?

整備士の場合、ディーラー勤務か整備工場勤務かによっても休日の体制が異なります。
ここでは、職場別の休日体制について解説します。
 

ディーラーの休日

カーディーラーの一般的な定休日は月曜日から水曜日までのいずれかであることがほとんどです。
多くのディーラーが、週休2日制または月6~8日休のシフト制を採用し、年間の休日日数は105日~110日程度が目安となっています。

整備士の休日は、店舗の営業日に合わせていることが多く、土日や祝日は出勤となるケースがほとんど。
他の接客業と同じく土日・祝日は来店数が多く稼ぎ時のため、基本的には土日・祝日は休めないと考えておいた方が良いでしょう。

土日・祝日が出勤となる一方で、ゴールデンウィークや夏季、年末年始には長期休業としているディーラーが多く、他の接客業と比べると長期休暇を取りやすいのが整備士の特徴のひとつ。
また、有給を使って土日・祝日に休暇を取れる職場も少なくありません。

ただし、中小企業や独立系ディーラーの中には長期休業等せず、年中無休に近い状態で営業している店舗もあるため、休日体制については事前に確認しておく必要があります。

整備工場の休日

一方の整備工場や町工場は、平日(月曜~金曜)が出勤、土日・祝日は休日としているケースが多いようです。

中でも小規模な町工場や整備工場の多くは土日・祝日休みの体制を取っています。
また、ディーラーと同様、ゴールデンウィークや夏季、年末年始には長期休暇を取りやすい傾向にあります。

ただし、人手不足によりシフト制を採用していたり、急な故障に対応するために24時間の営業体制を取っていたりする工場もあるため一概には言えません。



整備士の残業時間

一般的に整備士の残業時間は月20~40時間程度。
一日あたり1~2時間程度と言われています。

もちろん職場によって差があり、大手ディーラーや大型の整備工場では、多くのお客様が来店し急な整備依頼が入ることもあるため、長時間の残業となることもあるようです。
一方、常連客の整備や修理だけを仕事としているような小規模な町工場や整備工場では、ほとんど残業がないケースも少なくないようです。



整備士の仕事は忙しい?

「整備士は休みが少なく忙しそう」と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、一年を通して忙しいというわけではありません。

一般的に整備士の仕事は、車検が多くなる2月~4月がディーラーおよび整備工場の繁忙期と言われています。
また、7月・12月のボーナス商戦、9月の中間決算、冬のスリップ事故多発時期なども整備士にとっての繁忙期です。
土日・祝日が営業日の場合、繁忙期には土日・祝日休みを取ることは難しいですが、それ以外の時期には有給を使って休暇を取れることも多く、他の業種・職種と比べて休日日数が少なかったり勤務時間が長かったりするわけではありません

ただし、整備士の仕事は身体を使う業務が多いため、特に繁忙期は体調管理や健康管理には配慮する必要があるでしょう。


まとめ|希望の働き方にあった職場を見つけよう!

今回は、整備士の休日や働き方についてご紹介させていただきました。

「忙しそう」「土日祝日は休みが取れないのでは?」と思われがちな整備士の仕事ですが、職場によっては土日祝休みの体制を取っていたり、有給休暇を使って土日休みが取得できたりするケースも少なくありません。

また、接客業の中では比較的長期休暇を取りやすい傾向にあったり、平日休みに混雑を避けて出かけたりできるなど、整備士の働き方には様々なメリットも。
ディーラー勤務・整備工場勤務、企業や店舗の規模などによっても休日体制には違いがあるため、今回ご紹介させていただいた内容もご参考にしていただきながら、ご自身の希望に合わせた職場選びをしてみてくださいね。

株式会社ダウインでは、整備士やメカニック職に特化し、「土日祝休み」や「残業なし」など、様々な条件のお仕事を多数ご紹介しています。
ご自身のキャリアや資格、ご希望に合わせた理想的な働き方をご提案させていただきますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。